Q.どうして幼児って、危なっかしいんですか?
A.本能を鍛えているのさ!
人間に限らず幼体って、こう自分の目の前の事しか見えていないよね。理知性皆無だよ。
早く思春期迎えて、自分で色々考えられるようになってくれないかなって、思うでしょ?
さて、そこで疑問が沸々と出てくるの。何故、人間は十歳前後まで、危なっかしいんだ?
いいじゃないね、ハイハイする赤ん坊でも、踏切の前や赤信号でピタリと停止できれば。
いやいや困るっ! そんな事したらきっちりプログラムされたロボットになっちゃうよ!
逆にいうと、少々危なっかしいくらいでないと、生物らしくいられないって事だろうね。
思索の少ない時点で「これ良かった」「これ嫌だった」って、情操を鍛えているんだね。
そうやって自身の体験による価値観があればこそ、理知性による更なる高みを目指せる。
「純粋にどう感じるか」は人それぞれ。理知性なき純粋さが、個性の基盤になるんだね!