Ａ．「現実」と「空想」を混ぜこぜにしているからだよ！

「個体」という別人であるからには、思い出も経験も、考えも感じ方も違うわけだよね。
だから意見や評価も、「リンゴは美味しい」派と「リンゴは不味い」派に別れてしまう。
じゃあ現実的な「リンゴ」は、美味しいの？　それとも不味いの？　結論は誰が決める？
そんな事関係なしにリンゴはリンゴなんだよね。美味いか不味いかは相性の問題なのさ。

そういった個体差や相性の結果だけが、宇宙の真理なのだと信じて疑わない人がいるよ。
そうすると多様性を認められないから、自分以外の個性の存在を「空想」だと定義する。
その人にとって、リンゴは「美味い」が「現実」で、「不味い」は「空想」になるのさ。
「現実」のリンゴはただリンゴなだけなのにね。これが対人関係で起こるととても厄介。
余裕がない人や寝不足の人は、こういう誤解をばら撒いてしまうから、気を付けてね！